非公式日本語訳 — Machine Intelligence Research Institute (intelligence.org) の原文をAGI Hubが翻訳したものです。MIRIによる公式の翻訳ではありません。

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2014年半ばの戦略計画

原題: Our mid-2014 strategic plan / MIRI Strategy

原文クレジット(WordPress投稿者表示): Luke Muehlhauser / 掲載元: Machine Intelligence Research Institute (intelligence.org) / 原文公開日: 2014-06-11

訳文状態: 校閲済み(原文対照レビュー実施)

概要

MIRIが2013年4月の戦略計画を発表してからの出来事を通じて、私たちが「正しい方向へ進んでいる」という私の確信が強まりました。2014年の残りの期間も、引き続き次の方針で進みます。

この道を進み続ける理由は、おおむね以前と同じですが、今は以前よりも確信があります。2013年4月以来、次のことがあったからです。

つまり、MIRIが新たに定めた戦略上の重点は、試して、その有効性を確かめられたと思います。今は規模を拡大するときです。そこで、今後6〜12か月の最優先目標を次のように定めます。

  1. 友好的AIの研究をさらに進める。
  2. 友好的AIの研究者をさらに採用する。
  3. これらの活動を支えるため、積極的に資金を集める。

この大きな目標を達成するための具体的な方法は、試して学ぶにつれて、すぐに変わっていくでしょう。それでも、現時点の実行計画を以下にまとめておきます。

1. 友好的AIの研究をさらに進める

私たちのワークショップは、FAI研究に多くの進歩をもたらし、2014年に2人の新しいFAI研究者を採用する機会にもなりました。一方で、「新しく入ってきた人」、つまり、この研究を長く追ってきたわけではない人が、ワークショップでFAI研究に貢献するのは難しいこともわかりました。最先端で大きく貢献できるようになるには、よりよい入門講義と、研究課題について考える時間がもっと必要です(次節参照)。そのため、2014年に新しい研究成果を生み出す活動では、次のことに重点を置きます。

2. 研究者の採用

ここでは「分野を作る」ではなく「採用」と書いています。しかし、以下で計画している活動のほとんどは、新しいFAI研究者を見つけ、活動を始める後押しをするため、実際には両方の目的を同時に果たします。ただし、採用と分野づくりの支援との間に大きなトレードオフがある場合には、採用を優先します。FAI研究は、他のことに気を取られるのを最小限にして、専業で取り組むのが最善です。そして今、そのような仕事を提供しているのはMIRIだけです。

採用に何が最も役立つのかを確かめるため、さまざまなことを試す予定です。

また、FAI研究者の採用条件も、他の就職先と比べて、より魅力的なものにしました。

3. 資金調達

拡大する友好的AIの研究活動を支えるため、挑戦的な目標として、2014年に170万ドルを集めることを掲げています。

その目標に向け、5月6日にSV Givesに参加し、約11万ドルを集めました。さらに、この機会がなければMIRIに寄付しなかったであろう提供元から、寄付の上乗せと賞金で約6万1,000ドルを獲得しました。寄付してくださった皆さんに感謝します!

例年どおり、大規模な夏と冬の募金キャンペーンも、それぞれ7月と12月に始めます。

今年は企業スポンサーの可能性も探りますが、この方法にはあまり楽観していません。MIRIの仕事は短期の商業的な利益にほとんど結びつかず、企業スポンサーが支援先に求める見返りは、受け取る資金に見合わないことが多いと助言を受けているからです。

それよりも、すでに始めている、寄付者との関係維持と新たな寄付候補者の開拓を改善するほうに、成果を期待しています。そのため、常勤の資金調達責任者を採用しようとしています。

寄付候補者の開拓が2014年中に新しい寄付者につながる可能性は低いものの、今後の資金調達には重要です。最近始めた、民間・公的双方の助成機関から助成金を探し、申請する取り組みについても同じことが言えます。2014年に多額の助成金を得られるとは考えていません。しかし、将来大きな助成金を獲得し、資金源を多様化するため、今後数年で他に何をする必要があるのか、具体的に学べると考えています。